アメリカでノンカフェイン生活の安全性を確かめてみた

※2018/9/21再編集しました

アメリカでもノンカフェイン（デカフェ）コーヒーが飲みたい

元々胃が弱くて濃いコーヒーを飲むと具合が悪くなったりならなかったりすることもある私。アイスコーヒーは一発アウト。ヨーロッパ生活中にノンカフェイン製品を知り、日本に戻ってからそのままノンカフェイン生活継続。幸いブームがやってきたこともあり、ちょっと高いけど入手は簡単だったし。長らくノンカフェイン生活を送っていたら、たまーにカフェイン取り過ぎていたり、油断して高カフェインドリンクを摂取すると心拍数と動悸が激しくなったりする事態にも陥る。そんなわけでもっぱらノンカフェイン派。

アメリカに来てからカフェでのデカフェコーヒーのオーダーの仕方を検索している途中に「デカフェ　危険」「ノンカフェイン　危険」というワードがヒットして、何じゃこりゃ？と思って、世の中にデカフェ製品と言ってもいろいろあるんだなと知ったのです。

（欧米ではノンカフェインコーヒーよりデカフェ(dedcaf）コーヒーという呼称が一般的です。私は「Do you have decaf coffe?」や「i'd like decaf coffe.」と店員さんに聞いてみてから、お店によって「ラテなら出来るよ」「アメリカンとラテがあるよ（出来るよ）」と店員さんの反応をみて注文する形式に辿り着きました。発音のポイントはイメージ的に「デキャーフ」。キャがアクセント）

どうやら「日本で購入するノンカフェイン製品はどれも安全」（なぜなら法律でジクロロメタンを含む有機溶媒は食品への使用が認められてないから。）、ふむふむやはり日本万歳、ほなアメリカではどうなの？？と。前から調べようと思っていたものの、腰が上がらず。アメリカのきちんとしたカフェでノンカフェインをお願いする分には安全な方法でやってるかなーと何となく思っていたからです。

そんなこんなで昨日スーパーの一角のお客さんの少ないスタバでいつものようにデカフェがあるか聞いたところレジの子が把握してない。まあ仕方がない、ここお客さんすくなそうだしねｗ　バリスタさんに確認してくれてサイズはショートで注文。よしよし、、と思いつつ、レシートを見たら

「SHORT LATTE　3.15」

あれーだいたいいつもちゃんと「decaf」って書かれてるんだけどな。大丈夫かなー。無事にショートを受け取り（実は初めてショートサイズを注文してみた！持ちやすいしちょうどよいサイズだけど値段たっか！！）、買い物をして1時間後ほど。

（私）・・・・なんか気持ち悪い・・・・

（夫）絶対あのカフェラテじゃんー！

デカフェでショートを頼んだはずなのに、コーヒーが濃かったのかカフェインのせいなのかコーヒーアタックを受けてしまいました。。

これがきっかけで本腰を入れて調べてみることにしました。

スタバのデカフェコーヒーはどうなの？

まずはともあれ、スタバのデカフェコーヒーの抽出方法について。どんなに調べても、出てくるのは日本の状況ばっかり。…むむむここはやはり英語で収集するしかないか。腹をくくり、「starbucks decaf process」で検索しました。幾つかヒットしたサイトによると、どうやら「Sumatra」という粉のデカフェだけは安全な方法（スイス式）でカフェイン除去されているんだそうです。ふむふむ。

※カフェイン除去…decaffeinateとかdecaffeinatedで表現されていた

※安全な除去方法…具体的な除去方法のSwiss water process、carbon dioxide extraction、他にはnon chemical processとかシンプルにnatural processとかが使われているよう

how does Starbucks decaffeinate their beans? : starbucks

How Does Starbucks Decaffeinate Their Coffee?

ただ1年前や2013年の投稿なので今の状況は不明。更にスタバUSの公式HPを探してもデカフェについての情報がまったくない。

ということは、スタバのカウンターでデカフェを頼んでもこのスマトラという豆で作ってくれるかを確認しない限り、安全性は担保出来ないということかもしれません。

これは大問題…。

紅茶（リプトン）はどうなの？

続いて、家でよく飲むリプトンのデカフェティーバッグ。これは公式HPに記載がありました。

”We use the ethyl acetate method to decaffeinate our tea.”

https://www.lipton.com/us/en/our-teas/hot-tea/plain-black/decaf-black-tea.html

てことで、有機溶媒抽出なんだけどジクロロメタンではなく酢酸エチル使用、と。ふむふむ。じゃあまあセーフね！

紅茶好きな方にはこの方の記事も参考になるかも。

え？マジですか？衝撃と言えば衝撃だなぁ…のUKデカフェ紅茶の製法におけるメーカーの現状について - ANANDA・Cafe

いろいろわかってすっきりです。

結論

スタバでも普通のカフェでも、そのコーヒーが”non chemical process”で抽出されたノンカフェインコーヒーかを尋ねれば安全性は確保できる。リプトンは安全。

とりあえず今後スタバでデカフェを注文するかどうかが悩みどころです。。あとは家でノンカフェインコーヒーを飲みたいので一時帰国した時に絶対買って帰ろうと思います。我が家にはネスプレッソ的なものがなくてインスタントコーヒーが欲しいのですが、アメリカにはバカでかい瓶でしか販売してなくて買う気が失せるんですよね。

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