どこにいても私はわたし。

テネシー州ナッシュビルで駐妻してました。その後の日本の生活日記。

渦中の州からアメリカ中間選挙について考えてみた

祭りのあとと言った言葉が相応しい感じの水曜日。テレビはもちろん、携帯、町中にもこれでもかというほど”Voting”の文字があふれていましたね。

小難しいことはわからない、が人並みに国際社会、政治のことに興味があるもののアメリカの政治についてはなんか複雑というかお腹いっぱいな感じで、、(トランプさんになった以降は、もう全部”トランプさんがまた変なこと言ってる…って感じで。。)これまであまり興味がなかったんですけど、中間選挙期日前投票が始まった日から普段利用している図書館が連日すごい行列でアメリカ人の熱意を感じ、俄然興味が出てきたのでわからないところの理解を深めていました。

今回テイラー・スウィフトが政治的発言(民主党支持)をしたことで注目を浴びていたテネシー。私が接するわずかなアメリカ人の人達(5人w)は全員皆トランプさんを嫌っていた。それなので、私はてっきりテネシー民主党Democratsなのだと思っていたらば、がちがちの共和党Republicansなのだということを、選挙直前の週末にトランプさんが演説にテネシー入りしていることで初めて知りました。私の町は今発展途中で人口増加が著しい都市の1つで、アメリカ全土から移住者が来るのでどうやらこの町だけ民主党寄りになっているらしい。

さて、今回テネシー州知事Governors、上院議員Senate、下院議員Houseの投票が行われましたが、結果は見事に真っ赤っか。昨日は途中まで選挙番組を見ていましたが、テネシーが赤い…と失望してテレビを消して寝ました。それなので、今朝民主党が下院議会を取り戻したことを知ってほっとしました。そして、テネシー州の下院議会選挙区のうち、我が町を含む2地区は民主党になったことを知り(まだ知識が足りなくてこの表現が適切なのかは不明です)、テネシーの他の町はどうなってるんだと私の疑問はますます増えるばかりで。。。タイミングよく今日はTutorおばあちゃんの日だったので、がっつり政治トークに付き合ってもらいました。

おばあちゃんの見解では、アメリカ南部が強固な共和党支持である歴史は南北戦争時代頃まで遡り、アメリ奴隷解放を進めた当時の政府に反発した人々は保守的な意見を支持し、共和党支持に。そして残念なことに(だと私は思う)今も一部の人々の心の奥深くにはその当時からくる黒人差別、人種差別感があるそうです。

なんてこったい。。。南部は白人の割合が高いといいますが、私が住んでる範囲では黒人の人もたくさん見るので本当にテネシーがそういう土壌であるということは認識がありませんでした。州知事の件も、今回だけでなく前回も(その前もきっとずっと?)共和党だったとのことなので、テネシー州の人が保守的な考えから変わることには時間がかかりそう。州知事もその他の議員も、テネシーは保守党だけどそれで州の政治は大丈夫なの??と聞いたら、「あまり良くないけれど、常識的な範囲ですごく酷いことは起こっていない。ただ、一部の、権利を保障されない人たちにとっては引き続き良くない状況が続いていく。」というような意見でした。この場合はLGBT貧困層の人たちについて、を指していました。LGBTの人たちの権利保障は宗教的背景も関係するのだろうと私は思ったのですが、アメリカでも政教分離の考え方は唱えられているそうです。え?ってことは単純な差別??まだ宗教が理由で、と言われたほうがマシなんだけど。。。この辺りはまだまだ私の理解力(知識、英語)が足りないせいで何か勘違いがあるかもしれない・・・。

とにかく、アメリカの歴史的、文化的背景も知らないことにはわからない、理解出来ないことが芋づる式に出てきて、話しても話しても時間は足りないのでした。あとは英語も足りない。私は一応理解が深まり大満足ですが、おばあちゃんは私のめちゃくちゃな英語から私の喋りたいことを読み取ってくれて今日はとても大変だったと思います。苦笑。

ESLの先生も政治ネタが大好きなのできっとしばらくこのネタが続くだろうな。今まではお腹いっぱいで授業中うんざりだったけど、知りたい欲が沸いている間はしばらく頑張れそう~。

 

 

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