海とお寿司を求めてペンサコーラへ
海まで遠いテネシー、日本からやってくると海が恋しくて仕方なくなる。と言ってもアメリカ全土は広大なので海が遠いアメリカ人のほうが多いと思うけど。冬にフロリダ州のペンサコーラビーチへ行ってきたのでいい加減紹介しようと思います。
フロリダ州ペンサコーラPensacola
本当は長距離ドライブ旅行をしたくないのだけど背に腹は代えられぬというやつです。休憩を挟みつつテネシーから車で約８時間。フロリダ州といっても有名なあっちのフロリダの方ではなく、え？ここもフロリダなの？？っていうところにあります。
日本ではまったく無名のペンサコーラだけどアメリカ人には大人気の観光地。その理由は、ペンサコーラの中にも幾つかビーチがあるけど真っ白なペンサコーラビーチ！地球の歩き方によると
アパラチアの山中に眠っていた水晶が、川に削られ、波に砕かれ、互いにぶつかり合って磨き上げられ、粉砂糖のようになめらかな砂となった。その白さはセラミックスの白色顔料としても使われるほどだ。
本当に？そんな綺麗なの？？と半信半疑で行ったビーチがこちら。
本っ当に真っ白‼すごいきれい‼
冬に行ったので人も少なくて右から左まで見渡す限りの白さ。夏はさすがに人でいっぱいになるみたい。
ビーチは横にとても広くて、車で移動していろんな”映え”なスポットを発見できる。
そしてペンサコーラは当地の邦人にも人気。海岸沿いの魚市場の中にお寿司屋さんがあるから♪
そんなに大きくない市場の中をどんどん奥に入っていくと…SUSHIの文字が！
どーん‼‼‼‼‼
紙に書いてオーダーするので思う存分悩みながらオーダーできて安心。我々旅行中に２回食べに行き、市場でマグロを買ってホテルでもマグロ丼を食べ、保冷バッグに入れて家までも大事に持って帰ってきた笑。町のスーパーでも生食できるマグロTunaを何度か買ったことがあるけど、身の感触が日本で食べるのと全然違ってコレジャナイ感がすごくて。家でももう一度このマグロを食べたくてがんばりましたよ。冷凍して数週間後に漬け丼にして最後まで美味しく頂きました♡
ビーチとお寿司以外には、国立海軍航空博物館National Naval Aviation Museumへ行きました。
ペンサコーラから行かれる際、Googleナビに従って案内されるゲートから一般人は入れないので注意です（ゲートで止められました）。”ブルー エンジェル レイク Blue Angel Lake”の方から周り込むようにして向かいます。
飛行機が見れるんだなーと呑気な気分で行ったけど、海軍なので戦闘機なんですよね。ここには第二次世界大戦当時の貴重な展示物も数多くあり、それは勿論旧日本軍側の物も含みまして。戦闘力の差が圧倒的なものになっていくことがわかる展示と戦況の変遷を表す資料が展示され、そして特攻隊の資料へと繋がります。これまで第二次世界大戦のことを考える時、私は『被爆国日本』の被害者意識のみでした。上手く言葉に出来るか自信がないのですが、これ等の資料・展示を「戦った相手側の国」で目にしたのは初めてだったのです。無謀としか思えないこの戦争を仕掛けた当時のことをこうやってここで知るアメリカ人は、今この瞬間日本のことをどう思うのだろう、もっと言うと日本人について良く思わないんじゃないかと思ってしまいました。 そして特攻隊の展示を見て彼らはどう感じるのだろうか、無謀な戦争に無謀な作戦に、亡くなっていった方たちのことを愚かだと思わないでいてくれるだろうか、等々これまでに感じたことのない感情が湧いてきて、なんだかいたたまれなくなり実は早々に博物館を後にしました。勿論そんなこと思う訳ないとわかっているんですけどね。。第二次世界大戦のことだけでなく、近年任務の中で命を落とした兵士の方々を悼むブースもあり、アメリカでの軍兵士への尊敬・感謝の念も目にすることができます。
真面目な話もしましたが、ペンサコーラビーチは本当にお勧めです！白い砂浜とどこまでも透明な海に、見ているだけで心が洗われていくよう。朝焼けも夕焼けも堪能出来ます。テネシーの乾いた大地に飽きたら私もまた行きたいなぁ。
以上、独断と偏見でお送りました。
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