どこにいても私はわたし。

テネシー州ナッシュビルで駐妻してました。その後の日本の生活日記。

子なし駐妻にそれはしてはいけない質問。「昼間何してるの?」

久し振りに面と向かって言われたわこれ。1軒だけある小さな日本食ショップに買い出しに行ってレジの日本人のおばちゃんが最近どうですかーと軽く世間話を始めた。顔を合わせたのは確か二回目ほど。顔見知りほどでもないけど、おばちゃんもお客さん少ないと暇なんだろうなーとしばしお話しました。立ち話にしては長く話したから、彼女は現地永住者(ご主人は日本人)ということがわかり、片や私のほうは子どもいない、仕事してない、ということがわかったら

「あらーそうなんですか、昼間何してるんですか」と続いた。

おばちゃんにとっては純粋な疑問、多分仕事と家事育児を両立させて物凄く忙しいんだと思う。

「昼間何してるんですか」

でも私にとってはめっちゃ重い質問よーこれーー。おばちゃん気軽に聞いちゃだめー。

だらだらしてますよ?それが何か?

なんて胸張って答えられることではない。友達か同じ駐妻さんにしか返せないわ。

何と答えたか覚えてないけど(多分動揺のせい)、何かを答えてしばらく会話をしておばちゃん、今度は

「あぁ、ビザの関係で働けないんですか」

と言ってきた。それはさもフォローのように。おばちゃん、それ全然フォローになってないから。ええ、ビザの関係でも問題はないんです。事情は人それぞれで、働かないという選択肢を持ってる人もいるんですよ。

なんかのほほんと生活してるところを突っ込まれた気分になったので私のポリシーを説明してしまった。

「何かトラブルがあった時に自分一人でどうにかできる気がしない語学力に自信があるんですー。」

この町を車であっちこっち一人で移動しているけどね、仕事となったら通勤中の事故のリスクや何やかんや、リスクはどうしても増えるわけじゃない?それはやめておこうと思うわけ。実は以前海外で盗難というか強盗事件にあったこともある我が家(さらっと言うけど)、リスク管理にはかなり神経質です。

おばちゃんここで軽くそうなんですかーと会話をまとめてくれればいいのに(私たちただの店員さんとお客さんの関係です)、さらに

「ええ、それはまた。失敗は重ねて強くなるんですよー」

と言ってきた。いや、もう、ここまできたら。。何なの??

あの、海外生活中ですから、何でもやってみないとわからない、失敗することで強くなる、そんなことわかってますよ。ただそういう日々の生活のことと、仕事をするっていうことは私の中では違うってことなだけですよ。

 アメリカで働かないのには複合的な理由がある。日本語環境で仕事できる職を探せば英語面はクリアするのかもしれないけど、それ以外の理由のほうがどちらかというと大きい。日本で共働きだったことを思い出したらそりゃ仕事してないほうが体は楽だし自由で好きなことやれて私はストレスフリーでハッピー→そんな私を見て夫もハッピー、安心して仕事にいける。これがもし仕事を始めたら…?夫婦共に元気で楽しく日本に帰ることが私たちの目標。でもこんなことをここでおばちゃんに言っても仕方ないんで

「何かあった時に夫に迷惑かけるんで。仕事してる夫の邪魔したくないんで。」

とだけ笑顔で返した。

久し振りに赤の他人から自分の存在価値を問われた気がしたわ。ていうか、海外永住者って人は人、自分は自分ってもっと考え方がさっぱりしてる人が多いと思ってたからそれが一番びっくりだった。日本の普通のおばちゃんっぽいところは国を長く離れても変わらないものなのか…興味深いです。

これはーあれですか、根が怠惰な私だから悪いんですかね。真面目な人ならこれを機に勉強とかしっかりされてるんですよね。そしてきっと帰国後の復職orスキルアップに繋げるんですよね。

はぁ…なんか無駄に気持ちを搔き乱された。肉まん作ろう♪と思って買い物に行ったのに気力なくなった。

 

※2018/10/11加筆しました

子なし駐妻の視点から 、今しんどい駐妻へ送る心からのエールをこちらの記事に綴っています。自分のことだ!と思った方は少しお時間を割いて頂ければ。

yuki824.hatenablog.com

 


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